ひとり旅の海外旅行先ランキング1位は中国、人気の台湾は4位、その他ヨーロッパも

年々、人気が高まっている、ひとり旅。しかし一人きりの海外旅行となるとハードルが高くなるのでは、と考える方もいらっしゃることでしょう。

阪急交通社では、一人で行く海外旅行先としてはどんな国が選ばれているのか?ひとり旅の海外旅行先ランキングを調査し、その結果を発表しています。

一人で行く海外旅行先として選ばれているのはどこ?

ひとり旅は自分の意志だけで決定できるのが魅力の1つ。特に海外旅行となると期間が長くなり、複数人で行く場合は相手とのスケジュール調整や行先の相談などが必要になってしまうものです。

1名から催行する個人型のツアーや、おひとりさま参加限定のツアーなども多数用意している阪急交通社においては、一人参加の旅行の申込者数は、この数年の間増加を続けています。

それでは、一人で行く海外旅行先としてはどんな国が選ばれているのでしょうか? 阪急交通社が調査した、ひとり旅の海外旅行先ランキングを発表します。

ひとり旅の海外旅行先ランキング1位は中国

実際にどのような国がひとり旅の海外旅行先として人気なのかご紹介。2018年7月31日までの1年間を対象にした、ひとり旅の海外旅行先ランキング1位は中国という結果に。

中国は、日本との時差が1時間であることから、時差ぼけに悩まされることのない旅行しやすいエリアです。また都市部は比較的治安も良く、一人で楽しむなら、北京や上海といった観光スポットの多いエリアがおすすめ。

北京では、万里の長城をはじめ、北京原人遺跡や明・清王朝の皇帝墓群など世界遺跡が多数ありますが、ひとり旅なら自分のペースで観て回ることができます。

2位 イタリア

ヨーロッパの国々の中でも人気があり、ピザやパスタに代表されるイタリアン(イタリア料理)をはじめ、明るくフレンドリーで、特に女性に優しい人柄というイメージがあるイタリア。

大都市ローマやミラノには大聖堂があり、その荘厳さに圧倒されます。また、ローマから地下鉄でバチカン市国に行くこともでき、サン・ピエトロ大聖堂などは1日かけて自分のペースでじっくり見たい観光スポットです。

またイタリアはブランド品が好きな方にもたまらない国です。高級ブランドショップでは、まだ日本では販売されていないアイテムを手に入れられることも。同行者に気兼ねすることなく、ゆっくりとブティック巡りを楽しむのもおすすめです。

3位 ドイツ

ドイツは治安が比較的良いとされているため、はじめて行くヨーロッパひとり旅の目的地になることも。

また、ひとり旅をされる方の中には、ブンデスリーガ(ドイツのプロサッカーリーグ)の試合を観てみたい!本場のドイツビールを堪能したい!という明確な目的がある方もいるようです。

日本と似て比較的時間に正確な一面もあったり、現地はフレンドリーな人が多く、ドイツビールで乾杯すればあっという間に仲良くなれることもあります。

4位 台湾

台湾へのフライト時間は成田から約4時間程度、時差は1時間なので、2泊程度の短い日程で訪れる方もいます。

台湾の特徴としてまず挙げられるのは、歴史的背景が色濃く影響した親日国であること。街中では日本語の看板やメニューを見かけることもあり、ひとり旅をしやすい国と言えそうです。

また、台湾には夜市と呼ばれる夕方から開かれる屋台村がいくつかありますが、治安が良いため女性一人での食べ歩きも比較的安心です。台湾式のかき氷やタピオカミルクティーなどスイーツも充実。ひとりなら同行者の目やペースを気にせずグルメを思う存分堪能できるでしょう。

距離も近く、治安も比較的安心、グルメもおすすめとくればひとり旅にも人気が出ることは頷けるでしょう。

5位 スペイン

バルセロナには、その名が知られる建築家、アントニ・ガウディが設計した建物が多数あり、建築を勉強している方や興味のある方が一人で訪れ、ゆっくりと観光されることもあるようです。

中でも、完成が近いとされるサグラダ・ファミリアは必見です。一人旅なら、1日かけてじっくりと細部まで見学することができるでしょう。

また、観光客はもちろん、地元の方も通う、ひとりでふらっと入りやすい「バル」と呼ばれる居酒屋が多数ありますので、定番のシェリー酒やサングリアをはじめ、美味しいワインやビールをタパスと呼ばれる小皿料理や、串に刺されたピンチョスと一緒に堪能しながら地元の方と話してみるのもおすすめです。

6位 フランス

フランスへの一人旅をした方の中には、凱旋門(がいせんもん)やシャンゼリゼ通りに昔から憧れがあったという方もいるようです。

また、ルーブル美術館は、じっくり鑑賞するには数日が必要とされるほど所蔵数が多い美術館ですので、一人で訪れて、時間を忘れてじっくり楽しむのもおすすめです。

パリには高級ブランドのブティックが立ち並んでいますので、買い物を楽しみながらふらっとおしゃれなカフェ巡りをすることもできますし、パリに次ぐ観光都市として有名な南仏のニースなどもおすすめです。

7位 トルコ

世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地区には、地下宮殿、アヤソフィア大聖堂など幻想的な観光スポットが数多くある人気エリアですが、客引きや声かけが多いことも。

その他、奇岩群のカッパドキアや綿の城・パムッカレなど自然の生み出す魅力的な観光地が数多くあります。

トルコ人は親日家が多いため、観光スポットでは日本語で話しかけられることもありますが、詐欺被害に遭う可能性はありますし、一部地域は外務省からの危険情報も出ており十分な注意が必要です。

8位 ベトナム

南北に長いベトナム。成田からのフライト時間は北のハノイへ約6時間、南のホーチミンへ約6時間半。時差は2時間なので、時差ぼけに悩まされることは少ないと言えます。

ベトナムは物価が安いので、スパやエステを目的に一人で旅行する女性の方もいます。日本人が経営しているサロンもありますので、安心して施術を受けることができます。

またダナン、ニャチャンなどのビーチリゾートや、ハノイから車で約4時間の場所にあるハロン湾でのクルーズで一人ゆったりと船旅を楽しむのもおすすめ。ヘルシーな料理が多いベトナム料理も魅力の1つです。

9位 アメリカ合衆国

アメリカに強い憧れがあるという方や、一度渡米して魅了された方などがひとり旅を楽しんでいるようです。中には、アメリカ横断を目的にひとり旅をする方もいるようですが、初めて渡米するのであれば、やはりニューヨークやロサンゼルスといった大都市がおすすめです。

英会話を勉強している方は、自分の語学力を試す良い機会になります。より得意な人が他にいればつい会話を任せてしまいがちですが、一人なら積極的に会話せざるを得ないという状況となり逆にいい機会になるでしょう。

10位 オーストリア

音楽の都といわれるウィーンは、街中にゴミが落ちていることがほとんどなく、とても清潔に保たれており、女性でも抵抗感なく一人旅しやすい都市です。

ウィーンに来たら絶対訪れたいのが、かつてマリーアントワネットが暮らしたというシェーンブルン宮殿。宮殿や庭園の広さにはただただ驚かされます。日本語のパンフレットやオーディオガイドも用意されているので、一人で訪れても安心です。

また、ウィーンの中心部にあるシュテファン寺院は、モーツアルトが結婚式を挙げたことで知られています。クラシック音楽が好きな人にとってはたまらない観光スポットだと言えそうです。

ひとり旅の海外旅行先ランキング

1位 中国
2位 イタリア
3位 ドイツ
4位 台湾
5位 スペイン
6位 フランス
7位 トルコ
8位 ベトナム
9位 アメリカ合衆国
10位 オーストリア

対象:2017年8月1日~2018年7月31日の期間に帰着された1名での海外ツアーご参加者

なお、阪急交通社では、自由に旅程を組みやすい1名から催行するツアー(フリープラン)をはじめ、添乗員同行(※一部現地係員)のおひとりさま参加限定やおひとり様参加優遇ツアーを多数催行しています。初めて一人で海外旅行する場合でも安心してご参加いただけます。

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